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【梅毒について】進行すると日常生活ができない程の症状が出る恐ろしい病気!定期的に検査をし早期発見、早期治療が本当に大事なんです!!

目次

梅毒とは?

梅毒トレポネーマという病原体によって起こる感染症です。主として性行為(キスを含む)などで感染します。

原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。

感染し、進行するとやがて内臓、心血管系、骨、脳神経など全身の器官が侵される病気です。

第1期:3~9週間

外陰部に直径1cmくらいの赤く硬いしこりが見られます。

一般に痛みを伴わないと言われますが、私は痛みを伴うものがみられた患者さんを見たことがあります。

見た目はヘルペス?と疑いましたが、採血したら梅毒だったという方がいらっしゃいます。

このしこりは特に治療しなくても3週間くらいで治ります。

なので、皆さん「大丈夫か」で済ましてしまいこれが徐々に進行していってしまうのです。

第2期:感染後概ね3ヵ月を経過

バラ疹という体幹を中心に四肢など全身に赤い発疹が現れます。

こちらも1期同様数週間くらいで自然と治ります。

でも、梅毒が治った訳ではありません。

私も見たのは2期までで、この段階まではよく見られます。

第3期:感染後3年~10年を経過

皮膚、骨、筋肉、また内臓にも硬いしこりやゴムのような腫れが見られます。

これをゴム腫といいます。

第4期:感染後10年以上経過

心臓、血管系、中枢神経が侵され日常生活が困難となり、死に至ることがあります。

日本国内で3期、4期まで進行した症例はほとんど報告されていません。

治療方法は?

ペニシリン系の抗生物質を内服します。

定期的に採血をしながら数値を見ていくので内服する期間は個人差があります。

内服後、人によって発熱、悪寒、頭痛など伴うことがあります。

これは、抗生物質が梅毒と戦ってる為になる症状なので心配ありません。

このような症状に対しては鎮痛剤などの処方もできます。

仕事柄、梅毒に感染したらどうなるの?と言われることが多いです。

だからこそ性病についてしっかり理解し、定期的に検査をし早期発見、早期治療が本当に大事なんです。

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この記事を書いた人

看護学校を卒業後、オペ室、ICU、療養病棟を経て産婦人科へ
産科で分娩介助を経験し、受精するところから携わってみたくなり体外受精専門の施設へ

現在は一般婦人科から不妊治療、美容まであるレディースクリニックに勤務

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