お仕事上、常に隣り合わせの危険があるのが性病です。
症状によっては生活に支障をきたす事がありますし、
対処が遅れてしまうと不妊の原因等、取り返しのつかない事になってしまいます。
そこでこの記事では、看護師であるなおちゃんから
各性病に関する特徴と治療法について詳しく解説いたします。
性病に対する意識を持ち、危機管理ができるようになりましょう。
看護学校を卒業後、オペ室、ICU、療養病棟を経て産婦人科へ 産科で分娩介助を経験し、 受精するところから携わってみたくなり体外受精専門の施設へ
現在は一般婦人科から不妊治療、美容まであるレディースクリニックに勤務
性器クラミジア感染症とは
女性がかかる性病の中では最も頻度が高いものです。
男性も女性も自覚症状が乏しいことが特徴となっています。
この為、気がつかないうちに病気が進行し、
女性の場合は子宮や卵巣にまで炎症が広がり不妊の原因になることがあります。
淋菌感染症(淋病)とは
淋菌感染症はいずれの国においてもクラミジアに並んで頻度の高い性感染症です。
日本では特に男性に多く見られます。
男性は比較的容易に症状が出ます。
女性の場合は自覚症状が非常に少ないため気付きにくいのが特徴です。
性器ヘルペスとは
ヘルペスとは、ヘルペスウィルスの感染によって性器に浅い潰瘍性や水疱性病変を形成する疾患を指します。
ヘルペスは口唇にできる場合は「口唇ヘルペス」、性器にできる場合は「性器ヘルペス」と言われています。
感染源・感染経路は性器の表面、皮膚、ただれや、ウイルスを含む体液が付着したものが触れた場合に感染します。
梅毒とは
梅毒トレポネーマという病原体によって起こる感染症です。
主として性行為(キスも含む)などで感染します。
感染し、進行するとやがて内臓、心血管系、骨、脳神経など全身の器官が侵される病気です。
HIVとは
HIVとはヒト免疫不全ウイルスを略した言葉です。
HIVウイルスというウイルスが体の中に入ってしまうと様々な病気の原因となるウイルスに感染したり、ガンなど深刻な病気になりやすくなってしまいます。
尖圭コンジローマとは?
ヒトパピローマウイルス(HPV)6型、11型によるものです。
HPVは様々な型があり、子宮頸がんに関係する型もあります。
性感染症についてお話させていただきましたがこの感染症らは今、どんどん低年齢化しています。
特にクラミジアは不妊の原因にもなります。
薬があるから大丈夫、と安易に考えるのはやめましょう。
また、イソジン等のうがいでこの感染症らは防げないと言われています。
仕事に支障をきたしたり、不妊で悩んだり、、自分が傷つくことになるので自分の身を守る為にも日頃の予防が本当に大切になってきます。
看護師として、今まで辛い思いをされてきた患者さんをたくさん見てきました。
感染症を増やさない為にも、予防と検診を今後も強く訴えていきたいです。